いつの日か

寒さ、まだまだ厳しい2月28日のこと。アメリカから一通のメールが届きました。和牛を飼っている牧場主様から、ウシキンについてのお問い合わせでした。飼っている和牛が脂肪壊死症で亡くなり、もう一頭も病気にかかっているとの事。岡章生 先生の英語の論文から、ウシキンに関心を持たれたそうで、ぜひ送ってほしいと。いつかは、輸出したいと夢を持っていましたので、大喜びしました。が、それも束の間、スムーズに送れると思いきや、容易な事ではありませんでした。まず検疫に引っかかるのではということで、防疫所の方に教えてもらい、牧場主様に輸入許可申請を出してもらったり(申請したものの、許可申請はいらないとの結果になりました)何回もメールのやり取りをし、輸送方法や商品代金の受取方法を調べたりと、長い時間を費やしました。そして、やっと8月13日に発送出来たのですが、必ず届くのか、とても不安でした。なぜなら、許可申請はいらないけれど、検疫ではどうなるかは、わからないとの事だったからです。待ちきれず、牧場主様にメールで問い合わせたところ、9月24日まだ届かないとの返信。あきらめかけた次の日の25日、今日届いたよとのメール! 思わず、うれし涙〜〜長い旅をして来た割に、きれいに届いたと写真も添付してくれていました。

振り返れば、自分は英語も出来ないのに、必要とされるところへ送りたいという一心だけ。ただ、そんなわたしは人には恵まれていまして、今回もたくさんの方にお助けをいただきました。自分の力では絶対に成し得ませんでした。あきらめない性格だけが取り柄で、助けてくださった人たちに感謝の気持ちで、いっぱいです!

やっとushikinがアメリカへ到着し、およそ7ヶ月間にわたり取り組んで来た事の達成感は、秋風のように爽やかです。ushikinがアメリカでも役立つ事を願ってやみません。

いつの日かアメリカのへ行く事が、夢の続きでしょうか…

牛が健康になったと多くの生産者の
皆さまに喜ばれています。

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